皆様こんにちは。
ことのは、中小企業診断士の山下典明です。
キャリアアップ助成金（正社員化コース）、
支給申請が受理された後、
「賃金関係確認書」の提出を求められました。
※正確には、受理後、電話連絡⇒FAX受信という流れです。
提出先は「山梨労働局」です。
東京や神奈川では提出を求められたことはありません。
しかし、同様なチェックが審査で行われているはずです。
賃金台帳を手元に記載していくことで、ほとんどを埋めることができます。
しかし、
- ① 所定労働時間
- ② 時間外単価計算
これらについては、
賃金台帳から拾うことは難しい（※拾えない）はずです。
① 所定労働時間
就業規則や賃金規程に記載されているはずです。
しかし、いざ給与計算となると、異なる数値を使っていたりします。多く払っている分には「正しく修正しておく」程度で済むかもしれませんが、少なかった場合には「過去に遡って調整」を命じられる可能性が高いです。
② 時間外単価計算
（基本給＋○○手当＋○○手当）÷①所定労働時間×法定割増率
さて、上記の式、前半部分、括弧でくくられた箇所はいかがでしょうか。
例えば、基本給だけで計算、他手当は一切含めていなかった場合、未払いが生じている可能性があります。その場合には「過去に遡って調整」を命じられる可能性が極めて高いです。
助成金活用の際はもちろんですが、現状の給与計算において、時間外単価が正しく計算されているかを、労働局の資料を使ってチェックしてみてはいかがでしょうか。
書式ダウンロード（ PDF ）
⇒ キャリアアップ助成金支給申請に係る賃金関係確認書（書式）
中小企業診断士 山下典明
横浜・馬車道の社労士事務所「ことのは」
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