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労働条件「雇用契約書(自動更新で良いのか?)」その1(No.9)2017.11.17

皆様こんにちは。
社会保険労務士法人ことのは
中小企業診断士の山下典明です。


  • 「自動更新」よりも「更新する場合がある」がオススメ
  • 「契約期間」の満了1ヶ月前迄に次回更新について検討

雇用契約書、有期契約の場合、契約更新について記載しておく必要があります。

その場合、


自動更新
更新する場合がある
③「更新しない」


以上3つから選択することになります。

皆さまの事業所では、③のどのタイプが多いでしょうか。

ハダ感(肌感覚)では、が多いような気がします。

とする理由は何でしょうか?

契約期間満了後、契約書を作成、面談をして、署名・押印をもらう、このプロセスが面倒くさいから?忘れてしまうから?労働条件について従業員からとやかく言われるのが嫌だから?

確かに、自動更新にしておけば、手間が省けて楽なようです。一方、そのことにより抱える経営リスク、考慮なさっているでしょうか。

自動更新は、原則、次回契約期間も同一労働条件(少なくとも下げない)を約束期間満了後も継続することを従業員に期待させることを意味します。

決して「雇い止め」を推奨するわけではありませんが、万が一の際の「雇い止め」、自動更新だとやりづらくなります

ではどうすればよいか?


自動更新」とする場合、、、
「但し、労働条件見直しの可能性がある」という文言を追記しておく。


更新する場合がある」とする場合、、、
更新する際の要件を定めておく。
例)個人業績・態度・能力・勤怠・etcの状況


私としては、更新する場合がある」をおススメします。期間満了1ヶ月前には新しい雇用契約書を用意、更新に備える流れを作っておくと良いと思います。

次回は、①「自動更新」、助成金審査について記したいと思います。

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中小企業診断士 山下典明


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