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コンサル「キャリアパス設計(03.職場文化との融合)」(No.36)2018.1.23

皆様こんにちは。
ことのは、中小企業診断士の山下典明です。

 

キャリアパス」設計をしていると、、、

せっかく作ったものだから「厳格にこれを遵守して、運用していかなければならない!」そのお気持ちよく分かります。しかし、「現在まわっている現場文化は大丈夫?」ということも気になるのではないでしょうか。

個人的な意見ですが、現場文化を無視、杓子定規に運用するのは危険です。急ぐ必要はありません。決して「キャリアパス」が役立たずということではありませんが、現在まわっている現場文化の方が、現時点では大切です。これを考慮せず、「キャリアパス」を強引に運用してしまうと、職場は混乱、好ましくない状況になるのは明らかです。

 

キャリアパス」には、未来形(理想)現在形(現実)の2つがあるべきと考えます。

未来形(理想)
ガチガチに作り込んだ正真正銘の理想形、しかし運用は難しそうなモノ。こちらは、事業主の方等が率先して作成、現場へ持ち込んだものの運用できず保管庫に眠っているといったケース、多いかと思います(※まぁ、内容は多少古いかもしれませんが、、、)。

現在形(現実)
現場をまわしていくために求められる、運用できるモノ。現場がまわっているのですから、役立つ・使えるヤツ、なわけです。しかし、それ以上の発展や中長期事業計画の達成を踏まえたモノでしょうか。

 

現在形(現実)だけをどれだけブン回しても、エンジンをN(ニュートラル)に入れて空吹かししている様なものです。未来形(理想)というギアを入れシフトしていくことで、前進し始めるのです。

車も「低速ギア」から始動、徐々に「高速ギア」へとシフトすることで、スピード・走行距離が伸びていきます。「キャリアパス」も同じです。最初から完璧な未来形(理想)を運用(高速ギアへシフト)してしまうと、運用に耐えられません(エンスト)

未来形(理想)、もし保管庫に眠っているのであれば、目覚めさせてあげてください。決して「無用の長物」ではありません。理想形があればこそ、そこに辿り着くまでのステップ(何段ギアなのか)を考えることができます。

まとめると


  1. 未来形(理想)を検討する又は保管庫から目覚めさせる(※基準となるモノ)。
  2. 現在形(現実)を検討する。
  3. 未来形(理想)と現在形(現実)のギャップを見極める。
  4. 何ステップあればギャップが埋まるのか検討する。
  5. 現在形(ステップ1)を作成・運用する。
  6. 現在計(ステップ1)が達成できたら次のステップを運用する。
  7. 上記5~6を繰り返す。
  8. 未来形(理想)は節目に見直して上記3~4を実行する。

キャリアパス」は、一度設計したら終わりではありません。外部環境・内部環境変化に合わせて、中長期事業計画変化、当然「キャリアパス」も変化しなければなりません。

冒頭に戻りますが、「絶対にコレでなければダメ!」というコテカン(固定観念)に縛られるのではなく、理想・目標へ近付くためにはどうする?どう変化させる?という柔軟な捉え方ができると、設計も運用も上手くいくと思います。

 


※作業の流れ(簡易図) 作成:山下典明

バックナンバー
 キャリアパス設計(01.はじめに)
 キャリアパス設計(02.設計と現場の乖離)
 キャリアパス設計(03.職場文化との融合)
 キャリアパス設計(04.理想形を探す)
 キャリアパス設計(05.職位の設定)
 キャリアパス設計(06.業務の分類①)
 キャリアパス設計(07.業務の分類②-1)
「ぱっと見で分かりやすいですか」
 キャリアパス設計(08.業務の分類②-2)
「何がどの程度できなければならないのか伝わりますか」
 キャリアパス設計(09.業務の分類②-3)
「書面を基に適度な目標設定ができますか」
 キャリアパス設計(10.業務の分類②-4)
「業務が網羅されていますか」
 キャリアパス設計(11.業務の分類②-5)
「運用できていますか」
 キャリアパス設計(12.教育訓練体系図①)
「まずは列挙、作成してみる!」
 キャリアパス設計(13.教育訓練体系図②)
「やるべきはどれか?」
 キャリアパス設計(番外編.事業主の想い)

中小企業診断士 山下典明



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